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ssh266 社説の公式 〜 ssh201の余白 [社説の読み方]

<2009>


 


すべての社説は、3行に要約出来る。かもしれない。






 



 <ssh201 社説の読み方~教員採用汚職編> 




 大分県の教員採用試験で大規模な不正というか汚職が摘発された事件。これは昨年7月のニュースですから、まだ記憶に新しいんじゃないでしょうか。




 で、私、この時、全国紙5紙の社説をこき下ろしました。



 どうこき下ろしたかというと、5紙が5紙とも全く同じ通り一遍の批判に終わっていると。他の問題に比べ、まるで熱意が感じられなかったんです。



 



 批判するときの熱意ってのは、言葉のキツさではありません。罵詈雑言ならネトウヨの方がよほど上手。批判する側の熱意は、独自の視点や念入りな調査や突っ込んだ議論でわかります。でも、5紙ともそれがない。




 で、5本の社説を要約すると、次のわずか3行で終わってしまうとこき下ろしました。



 



(A)他の業種ならともかく、教育関係者だけに許しがたい



(B)保護者や子どもに対して何とするのだ



(C)教育委員会の閉鎖的な体質を改めよ



 



 全国紙5紙の社説5本の要約が3行の箇条書きで済んでしまったのは笑わせるというべきか、泣かせるというべきか。


 


 

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ssh260 社説の読み方〜小沢一郎秘書逮捕編 [社説の読み方]

<2009>


 


 むかーし、いたんですよ。私が授業担当したクラスに。小沢一郎君。


 いえ、もちろん、民主党の小沢センセイじゃありません。単に同姓同名同文字の高校生。元気にしてるかなあ、小沢一郎君。


 


 その小沢君ではなくて、渦中の小沢センセイ。巷ではいろんな説が飛んでおります。


 国策捜査だとか、氷山の一角だとか、タイミングが良過ぎる(悪過ぎる)とか、実は贈収賄だとか。


 


 ワタクシ的には、国策捜査って言葉にヒジョーに惹かれます。国家権力にタテつくヤツは、権謀術数を駆使して潰してしまえ。国歌の、いや国家の陰謀説ですね。


 いや~、まるでハリウッド映画じゃないですか。そんなもんが、今、目の前で展開しているとしたら、それこそ歴史の目撃者ですよ。ぜひ、国策捜査とやらであって欲しいもんです。


 


 ただ、一つ問題があって、仮に本当に国策捜査だとしても、国側が認めるワケないんですな、んなもん。


 唯一確認する方法は、政権交代。政権が変わっちゃえば、みんなバレちゃう可能性大です。


 ここはぜひ、実験として、政権交代して欲しいですなあ。


 


 


 あ、すんません、またまたオフザケが過ぎました。


 さあさあ、社説と。


 


 今回の社説の読み方


 キーワードは<説明責任>のようです。


 


 

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ssh241 社説の読み方〜無配慮無神経厚顔無恥編 [社説の読み方]

<2009>

 

 みんなが応援しています。

 大きな気持ちで本番に向かってください。

 頑張れ、受験生。

 

 ・・・と、ssh240を締めたんですが、受験生のみなさんごめんなさい。訂正です。

 世の中には、みなさんを応援していない人がいました。

 

【主張】センター試験20年 思考力で選抜する工夫を

(産経新聞 2009117日 土)

◆◆センター試験は平成2年から始まり今年で20年目になる。昭和54年から導入された共通1次時代から数えると30年の節目の年だ

◆◆試験方式では、短期間に大量の答案の採点をするため、選択で答えを選ぶマークシート方式が採用されたが、当初から思考力が削(そ)がれるなどと批判されてきた。

 昨年にはノーベル物理学賞を受賞した益川敏英氏も「考えない人を育てている」などとマークシート方式の弊害を強く指摘した。 

 確かな知識に基づき論理的に考え、その先を発想する人材の必要性は高まっている。大学側は益川氏らの批判を重く受け止め、記述式や小論文で力が試せる2次試験を含め改善を図るべきだ。

◆◆受験生の将来に大きくかかわる大学入試では、その実力を適正にとらえる選抜方法を練り、その後の大学教育を充実させてほしい。優秀な人材を入学させることは大学の活性化にもつながる◆◆


 ・・・・・・・・・・・・・・。

 センター試験第1日当日の朝刊の社説で、センター試験批判。受験生の心理ってものを考えているのかいな。

 オマケにこんな一文も。

 

◆◆過去に歴史で「強制連行」を史実として扱うような自虐史観の出題が批判された。当然、こうした不適切な出題はあってはならない。◆◆

 

 こんな時に、こんなところで、こんなこと言うか、フツー?

 自説の展開をするためなら、受験生すらただのダシかい。

 あのタモガミ君だって、受験生をダシにするようなマネはしてないってのに。


 

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ssh223 社説の読み方〜橋下徹敗訴編 [社説の読み方]

<2008>

 

 1ヶ月以上も昔の話になっちゃいましたが、橋下徹センセイ、敗訴しちゃったんですね。コトの成り行きは、世間一般的にはとてもよく知られていることらしいんですが、私、まったく知らなかったんですわ。

 

◆◆山口県光市の母子殺害事件を巡り、橋下徹弁護士が大阪府知事に就任前、テレビ番組で被告の弁護士への懲戒請求を視聴者に呼びかけた発言に対し広島地裁が名誉棄損を認め、橋下氏に賠償を命じた。◆◆(毎日新聞103日社説)  

 

 何せ光市の母子殺害事件すらあまり認知してないんですよ。

 原因の一つは、私が大変に薄情な人間であるからですが(嫁サンの御墨付きアリ)、繰り返し報道されるトピックは拒絶するという回路が私の中にできちゃってるということもありまして。

 

 従って、橋下徹センセイのことも、かなり最近まで知らなかったんですよ、私。もし彼が大阪府教育委員会をウンコ呼ばわり、じゃなくてクソ呼ばわりしなかったら、未だに知らなかったかも。(仮定法過去完了と仮定法過去の複合文型)

 

 話を元に戻しますが、その光市のナニに絡んで、TVで何やらやたらと視聴者を煽るようなことを言ったんですか、橋下センセイ。それが名誉毀損だという判決が出たんですな。

 現職の知事が「アンタのしたことは悪い」と司法に判断されたわけです(やったこと自体は知事当選前だけど)。

 これ、結構デカいニュースだと思います。何せ、知事も公務員ですからねえ。(え、知事は公務員をやっつける民間人だと思ってた?ダメですよ。知事も公務員です。)

 公務員が司法に断罪されるってのは、かなりマズいことです。私のような下っ端だと間違いなく処分か免職。

 

 ところが。この件を社説展開したのは、全国5紙中2紙だけなんですよ。

 

 


 

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ssh211 社説の読み方〜アフガン邦人殺害編(2) [社説の読み方]

<2008>

 

 では、無惨な残りの3紙を見て見ましょう。

 

 産經新聞 アフガン拉致殺害 テロの現実を直視したい」

 

◆◆今回の事件は、テロの現実を直視するよう迫るとともに、「テロとの戦い」、アフガニスタン復興支援、民間ボランティアの現地での活動の進め方などに再考を促すものとなった。

◆◆ 同会の現地代表、中村哲氏(61)は米軍の攻撃、自衛隊の派遣に反対し、タリバンに理解を示すような発言もあった。そんなNGOまで狙われたことが深刻だ。中村氏も記者会見で「治安情勢の認識に甘さがあった」と語った。

◆◆ 武装勢力の活動は7年越しのテロ掃討作戦にもかかわらず、再び活発化し、米軍や北大西洋条約機構(NATO)主体の国際治安支援部隊(ISAF、現在40カ国)の死者が急増、外国人ボランティア襲撃も頻発していた。

 このため、NATOは増派を決め、国際社会は復興支援額を積み増そうとしている。そうした流れの中で、日本だけがインド洋での給油活動から撤退したらどうなるか。戦線離脱とみなされよう。しかも、それは国内の偏狭な政治的思惑が原因とあれば、国際的信用を失うこと必定だ。

 丸腰であるボランティアたちの活動も、治安が確保されなければ続けようがない。伊藤さんの遺志を継ぎ、NGO活動を守るためにも、いまは現地での治安確保、テロとの戦いに全力を再結集するときである。◆◆

 

 

 読売新聞「NGO職員殺害 アフガン安定へ協力を続けよ」

 

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20080828-OYT1T00853.htm

◆◆丸腰の民間人の自衛には限界がある。自爆テロや外国人の誘拐が続くアフガンの現状を踏まえれば、安全を優先して一時出国や帰国を検討する時ではないか。

 一方で、日本としては、アフガンの平和と安定を回復する国際社会の共同行動の一翼を担う態勢を堅持する必要がある。

 日本は従来、14・5億ドルのアフガン復興支援と、海上自衛隊によるインド洋での給油活動を実施してきた。経済支援と人的貢献は、いわば「車の両輪」であり、どちらも欠かすべきではない。 

◆◆アフガンを安定させ、テロを撲滅する戦いは、日本にとって決して人ごとではない。来月召集の臨時国会で、給油活動延長のための新テロ対策特別措置法改正案を成立させることは必須の課題だ。◆◆ 

 

 


 

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ssh210 社説の読み方〜アフガン邦人殺害編(1) [社説の読み方]

<2008>

 

 伊藤和也さん殺害のニュースは、私にも大きなショックでした。

 その最代の理由は(2)で述べますが、実は同時に、イヤな予感もしたのでした。

 イヤな予感というのは、国内メディアの反応。

 脳裏をよぎったのは、もちろん、イラク邦人人質事件の時の、例の「自己責任論」です。

 アブナイ場所にいったあいつらが悪い、だから政府も国民も責任はないというアレ。

 自己責任=本人以外に責任なし、という実に無責任な主張でありました。

 

 では、今回の事件。全国5紙はどう論じたのか。

 今回は朝日クンと毎日クンに登場してもらいます。

 

 朝日新聞 828日 アフガン拉致青年の志を無にしない」

 

◆◆ペシャワール会は中村哲医師がパキスタンで創設し、アフガンでは80年代から医療農業支援の活動を続けてきた。9・11同時テロの前から、この国に根を下ろしてきたNGOだ。

 伊藤さんも現地語を習い、地元の人々と同じ衣服をまとうなど、共に生きているとの思いがあったに違いない。

 紛争地での活動は、常に危険と隣り合わせだ。それだけに、民生支援に入るNGOは現地の事情や治安情勢を入念に把握し、住民との信頼関係を築くことで身の安全を確保する。ペシャワール会はその点で長い実績があっただけに、それでも完全な安全はあり得ないことを改めて実感させられる。◆◆ 

 

 要約すると、ぺシャワール会ほどの実績あるNGOでも、アフガンでは安全ではありえないということですね。

 これは治安が悪過ぎるといいたいのか、ペシャワール会の予測が甘いと言いたいのか、よくわかりません。

 まあそもそも、この世に完全な安全などありません。日本でも不慮の事故はよく起きます。

 

 


 

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ssh201 社説の読み方〜教員採用汚職編 [社説の読み方]

<2008>

 

 何と言いますか、すげえことになってますなあ、大分の教員採用試験と人事に関わる汚職。

 巷じゃ教員の資質向上だの、教員は職務命令に従えだの、指導力不足教員をどうたら言ってるけど、採用がインチキじゃあ、資質もルールもヘッタクレも、何もかもオジャンでしょうに。

 

 え、オマエも教員だろうが?オマエだってどうやって採用されたかわかったもんじゃない?

 そのご指摘、誠にごもっともです。この情勢じゃあ、日本中の教員が疑われてもしょーがない。潔白を証明しようにも、手がない。採用試験は点数も何も非公開。入学試験の点数でも調査書(内申書)でもみんな個人情報として開示できるというのに。

 そう考えると、入学試験ってのは、実にフェアな世界です。オトナの世界は汚いですわ。

 

 「教育界くらいコネの効くところはない」というのは、私の大学の先生のお話。

 

 ただまあ、実態は私にもよくわからんです。あくまで噂レベル。確かに何やら怪しい人事というのも周囲にあるにはありましたが、それが仮にクロだったとして、関係者が口を割るはずもなし。

 

 さて、久々の「社説の読み方」。

 このトピックは相当に先生処なる、じゃなくてセンセーショナルだと私は思うんですよ。

 これだけのトピックなら、日頃の教育論議の視点も絡んで、相当面白い論が展開できるはずなんです。

 そう思って5紙の社説を読み比べましたが、はっきり言って、ある意味、拍子抜け。

 今回の視点は、5紙が5紙ともあまりによく似ている。

 

 あんまりよく似ているから、今回はマッチングクイズ形式にしましょう。

 各紙の見出しと引用、どれがどこの社説でしょうか?

 

<タイトル>

朝日新聞「大分教育汚職教え子に何と説明する」

産経新聞「教員採用汚職 身内に甘い体質断ち切れ」

日本経済新聞「汚職を生んだ教職社会の闇」

毎日新聞「教員採用汚職 これでどう「道徳」を説くのか」

読売新聞「教員採用汚職 金で買われた「教員」の地位」

(記事本文はいずれもリンク切れ)

 

 


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ssh191 社説の読み方番外編 [社説の読み方]

<2008>

 

 天木直人氏のブログは気骨があって面白いです。

 天木氏と言えば『さらば外務省!』の著者で、退職後も精力的に活動していますから、ご存じの方は多いでしょう。もちろん、氏の意見に嫌悪感を覚える人もいるでしょう。それは別に構いません。世の中はいろんな意見があるのが健全です。

 

 さて、その天木氏のブログの最新記事がこれです。新聞の社説を批判的に読む事の勧め」(記事本文リンク切れ)


 ssh主催者たる私は、社説ウォッチャーを自負しております。

 と言っても、本業の傍ら故、三大紙+全国紙2紙の5紙しかウォッチングしておりませんが、まあそれでも、ごく一般的な人or一般的な教職員よりは社説ウォッチングをしている方に入るはずです。

 

 かつて、新聞の社説は「よい文章」のお手本とされていました。特に高校生レベルで小論文を書く時にはそうでした。私にしても、中学の国語の先生が「社説は新聞で一番いい文章だから読みなさい」と言っておりました。

 

 しかし、これはsshで以前述べたことですが、小論文指導の立場になって、各紙の社説を読むと、思いのほかハズレが多いんですよ。

 

 


 

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ssh159 社説の読み方〜教育再生会議第3次報告編 [社説の読み方]

<2007>

 

 教育再生会議。

 え、まだあったの?

 いえいえ、どっこい、まだ生きてます。

 それが証拠に、報告も第3次。

 

 しかしまあ、すっかり地味な存在になりましたなあ。

 まあ、言い出しっぺの晋三坊っちゃまがあんなことになっちゃったし、委員だった義家弘介サンも抜けちゃいましたからねえ。

 今回の大惨事、じゃなくて第3次報告への全国紙の反応もかなり地味です。

 

読売クン

 <教育再生会議 提言を教育の充実に生かせ>

 

 「凶悪犯罪の低年齢化、モラルの低下を見れば、誰も道徳教育の拡充に異論はないはずである。政府内で意見調整を図る必要がある。」

 

 この種の物言いについては、もう繰り返し指摘してきました。

 凶悪犯罪の低年齢化もモラルも低下も、警察庁発表のデータからはまったく裏付けられません。むしろ青少年の犯罪は低下傾向。

 いい加減、この世界から抜け出して欲しいものです。

 しかし、その他の部分の物言いが、何かちょっと様子がヘン、いや、いつもと違うんですよ、今回の読売クン。


 

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ssh154 社説の読み方〜PISA2006編(5) [社説の読み方]

<2007>

 

 「PISA2006社説のリテラシー(読解力)を測定する」と題してお送りしてまいりましたこのシリーズ。ようやく最終回です。

 いろは順での大トリは、産経クンです。

 

 <国際学力調査 読解力向上が喫緊の課題>

 

 ◆◆57カ国・地域の15歳を対象にした経済協力開発機構(OECD)の国際学力調査(PISA)で、日本の学力低下がまた裏付けられた。特に読解力不足は深刻な課題だ。
 3年ごとに行われるこの調査は、解答理由を記述式で答えさせる問題が多く、「ゆとり教育」で育てようとした考える力や知識を活用する力が試されている。
 科学、数学、読解力のうち、前回は、数学が世界トップから陥落するなど、ゆとり教育の弊害が目に見える形で表れ、ゆとり見直しにかじを切るきっかけになった。◆◆

 

 うぐぐぐ・・・。冒頭から、不正確な読解の嵐。


 

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