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ssh286 学校はどんな時に生徒に規制を求めるのか [教育問題]

<2009>

 

 学校教育批判ってのは、昔からありました。今ももちろんあります。ただし、その切り口は変化しています。

 

 3040年くらい前のキーワードは「受験戦争」でした。受験教育が悪い、詰め込み教育が悪い、競争させるのが悪いと、そういう批判でした。

 2030年くらい前だと、キーワードは「管理教育」でした。学校は校則で生徒にルールばかりを押し付けて、生徒の人権も自由も軽視しているという批判でした。

 

 競争がいけないとか、生徒に規則を求めるなとか、当時は世の中はこぞってそういう批判をしておりました。隔世の感があります。

 いやなに、世間は移り気だと批判したいのではありません。今も昔も世間は移り気でないものねだりです。とにかく20年くらい前まで、学校は生徒にあれこれ強要したり規制したりすべきではないというのが世論ってものだったんです。

 

 

 さて、今回の記事の狙いは、その学校が生徒にあれこれ規制することについて。はたして、学校はどんな時に生徒に規制を求めるのか?


 

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ssh279 他人を見下すビジネスマンたち〜ssh的株式会社立大学破綻考  [教育問題]

<2009>


 


◆◆株式会社が設立した「LEC東京リーガルマインド大学」(東京都千代田区)は18日、来年度の学部生の募集を停止すると発表した。株式会社立の学校の募集停止は2例目。募集停止後も在校生がいる間は授業を続け、大学院は募集を継続する。


 LEC大は2004年、構造改革特区制度で開校した初の株式会社立大学。資格試験対策の予備校を経営する東京リーガルマインド(反町勝夫社長)が運営し、学部生459人、大学院生34人が在籍している。


 当初、全国14か所にキャンパスがあったが、定員割れが続き各地でキャンパスを閉鎖。今年度は千代田キャンパスだけで学生を募集したが、160人の定員に対し入学者は19人にとどまっていた。大学事業の累積赤字は約30億円にのぼる。


 文科省によると、株式会社立大は全国に6校あり、06年開校のLCA大学院大学(大阪市)が今年度から学生の募集を停止していた。少子化などの影響により来年度から募集停止する4年制大学も相次いでおり、LEC大で5校目となる。2009619日 読売新聞)◆◆


 


 内田樹氏がブログ記事でこの件を取り上げています。 http://blog.tatsuru.com/2009/06/19_1302.php


 


◆◆株式会社立の大学については、これは高等教育機関としては機能しないと私は最初から言い続けてきた。 「教育はビジネスではない」からである。


 日本の教育が崩壊しているのは、教育者にビジネスマインドがないからであると、その頃、メディアは口を揃えてそう唱和していた。「市場による淘汰に委ねれば、真に有用な教育機関だけが生き残るだろう」というロジックそのものに疑義を呈したメディアは私の知る限り一つもなかった。「マーケットは間違えない」人々はそう信じていた。


 そのときに賑やかに市場原理の旗を振っていた諸君にまずいくつかお聞きしたいことがある。もう一度お訊ねしたいのは、「教育はやっぱりビジネスですか?」ということである。


 2006年開学のLCA大学院大学はすでに2009年度から募集を停止している。「企業家輩出機関を理念とし、概念的なノウハウだけでなく、実業子会社で培った実戦的ノウハウをもとにコンサルティングを手がけてきた日本LCAが、独自の経営ノウハウと実業子会社というフィールドを生かして、次代を担う企業家を育成するために設立した」大学院が、である。


 経営のノウハウを教える教育機関が経営破綻した場合、説明の可能性は二つある。一つは、「経営のノウハウ」を教えることを謳ったこの教育機関の経営者たちが実は「経営のノウハウ」をよく知らなかったということである。魅力的な解釈だが、私はこれをとることを自制する。


 私がとるのは、教育機関の経営にはいわゆる「経営のノウハウ」が適用されないという解釈である。教育はビジネスマンが来るべき場ではなかったのだと思う。そういう理解でいかがだろうか。◆◆


あちこち省略した切り張り文です。ぜひリンク先を御覧下さい。)




 この主張に、sshは全面的に賛同できます。内田氏にここまで言ってもらえれば、私のような者がわざわざ言葉を足す必要はありません。


 


 ありませんけど、ssh的な言葉遣いで同じ意見を再編してみたいと思います。


 


 


 

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ssh267 叱咤無激励~若者を励まさない元若者たち [教育問題]

<2009>

 

 sshはこれまで一貫して、年配者による若者批判に異を唱えてきました。同時に、若者の地道な頑張りを応援してきたつもりです。例えば、こんな記事。


ssh114 学力は本当に低下しているのか

LHR17 雑誌の見出し2題 

ssh249 献血ルームagain~日本の献血はアキバが守る 

ssh209 黄金世代の自己愛~ssh的団塊世代批判 

ssh81 血液に関する小ネタの余白 

ssh71 21世紀の学生の気の毒 

ssh200 NPO POSEE紹介 

ssh101 新・後藤和智事務所紹介 

ssh74 少年犯罪データベース紹介 

ssh91 総閲覧数20000件のお礼 

ssh214 社説の読み方~無配慮無神経厚顔無恥編 

ssh147 社説の読み方~いじめ調査編 


 ここ10年ばかり、すでに若者ではなくなった方々の間で若者叩きの言説が大変にウケております。

 新書コーナーにも『若者はなぜ3年で辞めるのか?』『他人を見下す若者たち』『最高学府はバカだらけ』などなど。若者が劣化したというテーマの本がベストセラーとして並んでおります。もちろん著者は、すでに若者ではなくなった方です。

 まさか当の若者がこんなものを買うとも思えませんから、主な購買層はすでに若者ではなくなった方々でしょう。

 

 私、こういうのを見るとすぐに

 「総理はなぜ1年で辞めるのか?(@マッツァリーノ)」とか

 「他人を見下す若者たちを見下す中高年たち」とか

 「最高裁はバカだらけ」とか、すぐ茶化したくなっちゃうんですよ。

 悪いクセですな。昔っから直りませんわ、この茶化しグセ。

 

 それはともかく、426日付朝日新聞「オピニオン 耕論」のテーマは

 <若者はバカになったのか?>

 

 登場しているのは70年代半ば生まれの3名。

 ・赤木智弘(フリーライター)

 ・土井香苗(国際人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ」日本代表)

 ・藤井大輔(リクルートR25」元編集長)


 

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ssh239 誰が教育の「受益者」なのか [教育問題]

<2009>

 

 受益者負担。

 すっかりはやり言葉になっちゃってます。

 どんな風にはやっているかというと、もちろん公費補助削減の時のはやり言葉。

 

 いえ、国はじめ自治体の予算ダイエットすること自体に文句言ってるんじゃないですよ。ムダ遣いはいけません。

 ただ、同じゼニでも、死に金と生き金というものはあるわけでして、予算が苦しくても、必要なゼニはケチっちゃいけません。

 

 教育というのは、ゼニがかかります。

 日本中の子どもという子どもに教育を与えるとなれば、そのゼニたるや大変なもんです。

 我が国の義務教育は無償です。憲法に明記されてます。すごいぞ、日本。

 って、ヨーロッパにゃ高校も大学もタダみたいな国がいっぱいありますが、まあそれでも、義務教育無償は立派です。

 

 ただし、タダなのは授業料と教科書代だけ。

 何かと話題の給食費を始め、教科書以外の教材(算数セットとか)やら遠足やらは有償です。

 もちろん、高校から先はみんな有償です。

 有償といっても、国からの補助金は相当額出ています。

 相当額出ていますが、まるで足りません。差額はぜんぶ本人の支払い。

 繰り返しますが、教育はゼニがかかるんです。

 

 さて、教育改革論でも

 受益者負担という言葉がよく使われます。

 聞き映えのする立派な言葉で語られてはいますが、簡単に要約すると、

 教育費なんか受益者たる本人が払うべし。補助金は減額して公費削減せい。

 

 え~さて、今回のお題は、

 誰が教育の受益者なのか? であります。

 教育の受益者って、誰なんでしょうかねえ。

 生徒でしょうか?親でしょうか?それとももっと他の誰か?


 

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ssh235 英語教育に対する雑音 [教育問題]

<2008>

 

◆◆

「高校英語、英語で教えるべし」学習指導要領の改訂案

 

 文部科学省は22日、13年度の新入生から実施する高校の学習指導要領の改訂案を発表した。「英語の授業は英語で行うのが基本」と明記し、教える英単語数も4割増とする。理数でも前回抜いた項目を復活。卒業必要単位数を74のままとしつつ、全体で学力向上を目指す内容だ。義務教育の学習が不十分であれば、改めて高校で学び直すことも初めて盛り込んだ。(朝日新聞12月22日) ◆◆

 

 はあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(20行ほど略)〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと。

 あ、すみません、ため息です。窒息するかと思ったわい。

 それにしても、やれやれ、と・・・・。

 また始まったんかいな、シェフの気まぐれメニューじゃなくて、政治の気まぐれ教育いじり。

 

 外国語教育に対する社会からのご意見は、常にあります。

 で、その90%〜99%は無価値な雑音です。

 

 私ゃ一応、高校で英語を教える身ですので、この種の雑音にはかねがね不快感を持っておりました。

 しかし、雑音は年中べらぼうな分量で垂れ流されます。いちいち怒っていたら命がいくつあっても足りません。

 

 無責任な雑音を垂れ流すのはいたって簡単です。

 でも、それを批判するのは、けっこうな労力が必要です。

 ウソでまかせを言いふらすのは誰にでもできるけれど、

 それを「事実無根だ」と立証するには膨大な労力が必要です。

 雑音の垂れ流しはラクな上にセンセーショナルで目立ちます。批判する側は苦労する上に地味。

 

 アホかいな。


 

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ssh232 交通事故は自動車学校教育の失敗例か [教育問題]

<2008>

 

 警察庁発表の公式データによると、日本の凶悪犯罪は明確に減少しています。

 年間400人もの青少年が殺人を犯していた暗黒の昭和30年代も今や過去のもの、青少年の殺人事件は100件を下回るほどに減少しました。子どもが殺される事件もずいぶんと減りました。

 って、そもそも2007年の殺人事件は戦後最少なんですから、減って当たり前ですけどね。

 

 そのせいだか何だか知りませんが、ニュースは1つの事件をしつこく繰り返し取り上げるようになりました。

 事件発生で1回、被害者の生前の様子で1回、遺族の怒りのコメントで1回、容疑者拘束で1回、「有識者」のコメントで数回、キャスターのご感想で数十回。

 

 たくさん報道されるということは、たくさん需要があるということなのでしょうか。

 私ゃ事実だけ伝えてもらえば十分ですけどね。

 気の毒な話をわざわざ根掘り葉掘り知りたいとは思いませんし、コメントもあんまりいりませんし、感想なんかもっと不要です。感想くらい各自に任せなさいって。


 

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ssh216 面と向かうと、人は言葉を選ぶ [教育問題]

<2008>

 

 帝京大学の浦野東洋一教授(東京大学名誉教授でもあります)の講演を聞く機会がありました。

 と言っても、ここで書くのは、その講演の中のしごく些細な部分についてです。

 

 浦野教授の研究テーマは学校運営や教育行政ということで、日本中あちこちの学校で行われている様々な学校運営の取り組みを追跡調査しています。(学校運営です。校長権限による「学校経営」じゃありません。)

 で、氏が特に注目しているのが、長野県の辰野高校。http://www.nagano-c.ed.jp/tatsukou/

 ここには「三者協議会」なるものがあります。

 

 三者とは、生徒と保護者と職員。

 年数回定期的に開催されるこの協議会は、現在では地域の人たちや遠方からの傍聴者も多いようです。

 協議会では、生徒から授業改善の要求が出たり、職員から生徒の生活面への注文が出たりと、各々の立場からいろいろな議題が出されます。

 協議会はそれを協議します。ただし議決権はありません。

 重要な案件については、それぞれが持ち帰って、生徒会&職員会&PTAの会議で議論されます。

 

 とか書き出すとキリがないので、続きは辰野高校HPを見てください。

 

 私が面白えなあと思ったのは、実はこの協議会に至る前のいわば失敗例の方でして。

 

 


 

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ssh215 中山成彬センセイへ「ハーイ、センセイ質問!」 [教育問題]

<2008>

 

 拝啓 中山成彬センセイ

 

 先日のご発言に、sshよりいくつか質問があります。

 もし何かの偶然でこの記事を御覧になったらで結構ですんで、お答えいただければ幸いです。

 

<その1

 センセイは文部科学相時代に全国学力テストを導入なさいました。で、その導入について、日教組の組織率が高いところは低学力ではないかという仮説をもとに始めた旨のご発言がありました。

 しかし、全国学力テストの都道府県別成績と日教組の組織率には有意な相関はありませんでした(926日朝日新聞)。

 質問です。 なぜ日教組の組織率と低学力に関係があるという仮説を立てたのですか?それが見当外れであることが明らかになった今、自分の仮説を修正なさいますか?

 

<その2

 先日のご発言によると、センセイは昨今の日本が嘆かわしい状況にあるというご認識のようです。そして、その原因が日教組主導の教育にあるという分析のようです。

 しかし、sshでも繰り返し指摘しているように、我が国の治安が最も悪かったのは昭和30年代で、その後犯罪は一貫して減少傾向です。これは警察庁発表のデータが裏付けています。

 質問です。

 我が国の犯罪が減少傾向であるという事実を、センセイはご存じですか?

 そうなると、日教組主導の教育こそが我が国の治安を改善したという結論になりませんか?


 

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ssh179 ssh的君が代問題考(2) [教育問題]

<2008>

 

 sshは根津公子教諭を断固として支持します。

 根津公子教諭は東京都で式典での君が代斉唱に不起立を貫き、処分を繰り返し受けています。

 sshが根津教諭を支持する理由はいくつかありますが、一番は根津教諭の勇気です

 

 一方、こんな「ニュース」もあります

 <教員指示か 卒業生、国歌斉唱起立せず>(記事本文リンク切れ)

 sshは、ただ一人起立したこの男子生徒を断固として支持します。

 理由はいくつもありますが、一番はその勇気です。 

 

 「一人だけ違うことを言うのは、勇気のいることです。」

 名作演劇『12人の怒れる男たち』の中の台詞です。

 この台詞は劇中で2回使われます。

 最初は、12人の陪審員中ただ1人が無罪を主張している時に。

 もう一度は、今度は12人中11人が無罪に傾く中、1人だけが有罪にこだわっている時に。

 

 


 

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ssh178 ssh的君が代問題考 [教育問題]

<2008>

 

 まずはsshらしく、小論文のお勉強と行きましょう。以下の問題を、ちょっと考えてみてください。

 

 ◆◆◆ 学校の卒業式・入学式などにおける、「日の丸」の掲揚・「君が代」の斉唱にかんする問題が、論議をよんでいます。

 文部省(現在の文部科学省)は、1989年に告示された学習指導要領で、入学式・卒業式には「国旗を掲揚するとともに、国歌を斉唱するよう指導するものとする」としました。さらに1999年には「国旗及び国歌に関する法律」(略称「国旗国歌法」)が制定され、「日の丸」を国旗、「君が代」を国歌とするものと定められました。

 戦争など歴史的経緯のある「日の丸」「君が代」を国旗・国歌とすることには、当時は反対の意見もありました。それに対し小渕恵三首相は「政府といたしましては、国旗・国歌の法制化に当たり、国旗の掲揚に関し義務づけなどを行うことは考えておりません」(1999629日、衆議院本会議)と答弁しました。国歌のあつかいについても、ほぼ同様の答弁がなされています。

 以下の資料(注)は、2001年以降のこの問題に関する新聞の報道と社説です。これらを読んで、以下の問いに答えてください。なお、あなたの考えを論理的に書いていただければ、どのような立場をとられてもけっこうです。

 

 問1 学校での国旗・国歌は、どのようにあればいいと思いますか。できるだけ、あなたの体験も交えて、考えを述べてください。(800字以内)

 問2 学校から一歩広げて、日本社会において国旗・国歌はどのようにあればよいと思いますか。あなたの考えを述べてください。(800字以内) ◆◆◆

 

 (shira注)資料は20013月以降の全国紙の記事および社説約20件。大変な分量です。一部タイトルのみ紹介すると、

 「国歌斉唱に講義の着席も」(読売大阪版)

 「卒業式の日の丸・君が代/命令かざして疑問かき消す/生徒の撤回請願 教委、拒否」(朝日)

 「甲子園では普通のことなのに」(読売社説)

 他、朝日社説や産経抄なども取り上げられている。

 

***

 さて、何とかなりそうでしょうか?

 制限時間は180分なんですが、資料はべらぼうな分量なんで、全部読んでいたら答案を書くヒマはないかも。

 

 


 

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