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ssh87 欠員補充 [教科学習]

<2007>

 少子化とやらの影響で、あちこちの大学が定員割れを起こしています。
 出願の時点ですでに定員を割っているところもかなりあります。

 もちろん、受け入れる側からすれば(大学に限らず)、定員割れは困ります。(いろんな意味で困るのです。一つだけあげると助成金がもらいにくくなるんです。)
 ただ、よほどの人気大学でない限り、定員割れの危険は常にあります。
 一番の理由は「併願」にあります。
 どんなにたくさん合格しようが、実際に進学するの先はただ一つです。あとはすべて入学辞退とあいなります。いわゆる「蹴る」というヤツです。

 「蹴る」ことによる定員割れを防ぐためには、どうしたらいいか?
 大学側にできる方策としては、以下のようなものがあります。

 ①例年の辞退者の割合を計算して、あらかじめ余計に合格者を出す。
 ②補欠を用意して、欠員はそこから繰り上げる。
 ③一旦不合格にした受験生の中から、上位者を繰り上げる。
 ④もう一回募集する(2次募集)。

 しかし、これらも、なかなか面倒なんです。

 ①はいわゆる「水増し」というヤツで、かつてはかなり盛大に行われていたのですが、様々な批判があって、最近では必要最小限しか許されません。特に国公立だとうるさい。

 ②は、補欠という中途半端な立場で待ってくれる受験生がどのくらいいるかによります。ハッキリ言えば、人気大学にしかできない芸当です。
 さらに言えば(これものすごく重要)、国公立大学には補欠というシステムは認められていません。

 ③も、②と同じような危険があります。一旦は不合格としたのですから、受験生はすでに身の振りを考えています。

 ④は、一番公明正大なやり方です。しかし同時に、大学としてはあまりやりたくない方法です。まず、面倒くさい。それに、コケンにかかわる。何せ欠員が出たことを世間に好評することになりますから。

 さて、ここからは、国公立の中期後期を受けた方のためのお話。
 前述のように、国公立は補欠というシステムがありません。しかし、2次募集はいろんな意味でやりたくないというのが大学側のホンネです。
 となると、一番いい選択肢は、③ということになります。

 つまり、こういうこと。
 中期後期合格者の入学手続き締め切りは、だいたい3月27日ころです。前期合格者の手続きはすでに終わっていますから、この時点で欠員のあるなしは判明します。
 ここで欠員が出たら、どうするか?
 あんまりたくさん出た場合は、やはり④で行かざるを得ません。
 しかし、もしこれが2〜3人だったら?
 実は、中期後期不合格者の上位者から拾うんです。

 細かく説明すると、こういうことです。
 大学側が、中期後期不合格者の最上位者に電話します。(電話です。これは一刻を争いますから。)
 そして、受験者本人に入学の意志があるかどうかを確認します。(本人です。欠員を出さないための措置ですから、絶対に入学してもらわないと困ります。)
 で、意思確認が出来れば、その場で繰り上げ合格となります。
 確認ができない場合や、入学の意思がない場合は、次の人に電話が行きます。
 これは、中期後期の受験者だけにしかないことです。前期不合格者には、こういうことは起こりません。

 かつて私が勤務していた高校は、中期後期だけで35人くらいの合格者が出るところだったんですが、そのうちの1〜2名は繰り上げ合格でした。
 中期後期を受験することのメリットは、こういう部分にもあるんです。

 と、ここまできたので、2次募集の話もしておきます。
 私大の2次募集はかなりよく行われていますので、ここでは省略します。
 国公立大学でも、2次募集は意外とあります。
 ただ、問題は時期です。
 何せ中期後期の手続きが3月27日ですんで、2次募集はそれよりも後になります。
 「2次募集をしますよ」という発表そのものが、3月28〜30日ころです。(時々ずっと早くに発表するところもありますが、まあマレな例。)で、出願は4月初旬。多いのは4月の2〜7日あたりでしょうか。
 試験は、ふつうやりません。(というか、できません。)センターの点数だけです。(ただし、出願資格として、センターの受験科目が指定されています。)
 面白いのは、ほとんどの場合、2次募集の出願は郵送等が不可だということです。基本的に本人持参のみ受け付けてくれます。
 これは恐らく、持参をもって本人の意思を確認するということなんでしょう。

 大学入試は、4月上旬までは終わっていない。そういうことなんでしょう。
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