So-net無料ブログ作成
前の10件 | -

ssh1059 Loyal Sidekick [リテラシー・思考力]

<2017>


 何かを言う前に、考える前に、覚える前に、まず調べましょうというお話。


 発端は想田和弘のこのツイート。



 このツイートで想田はloyal sidekickを「忠実な手下」と訳しています。これに安倍ファンらが反発。sidekickは「相棒・同業者・仲間」の意味であって手下じゃないと。

 では検証してみましょう。まずは記事全文。長いけど全部引用します。面倒くさい人はとりあえず飛ばしてください。なお太字はshiraによるもので、文中ポイントになる部分です。説明しやすいように番号を振ってあります。太字ではない下線部はオリジナルの記事中でリンクが張られている箇所。


◆◆Japanese leader Shinzo Abe plays the role of Trump’s loyal sidekick


President Trump was reciting the sort of rote praise that leaders of allied nations heap on one another when he suddenly cut himself off during a joint news conference Monday with Japanese Prime Minister Shinzo Abe.

“The Japanese people are thriving, your cities are vibrant, and you’ve built one of the world’s most powerful economies,” Trump said, before looking up from his prepared remarks. (1)Turning his head to face Abe next to him, Trump ad-libbed: “I don’t know if it’s as good as ours. I think not, okay?” He emphasized the “okay” by drawing it out leadingly as a parent might with a child.

“And we’re going to try to keep it that way,” Trump added, for good measure. “But you’ll be second.”

Abe, listening to an interpreter through an earpiece, smiled and remained silent. But his face betrayed a touch of uncertainty as the U.S. leader returned to his script. After the Japanese government had rolled out the red carpet for Trump and his family for two days, (2)the patron was being patronized. It is becoming a familiar theme for Abe.



続きを読む


nice!(4)  コメント(7) 

ssh1058 ポストセンター試験てんやわんや [教育問題]

<2017>


 在学生の大半が大学進学するような高校の教員にとって、今もっとも頭の痛い問題は大学入試のリニューアルです。

 現在の中学3年生が高校3年生になったときに受験する大学入試、つまり2021年度入試から、センター試験の後釜テストがスタートします。

 高校としては、来年度新入生からポストセンター試験に対応できるように準備しておかないといけない。当然準備はもう始まっています。始まっているんですが、その進捗状況は実に心もとないものです。はっきり言って手探り。なぜかと言うと、テストの全体像が相変わらず不明確だから。

 ポストセンター試験については、報道を通じてちょこちょこと情報が流れています。が、もちろんあれではまだまだよくわからない。一般の方々にはさっぱいわからないでしょう。

 高校は当事者の中の当事者なんだから、文科省なり入試センターなり都道府県の行政なり、あるいはベネッセやらどこやらの受験産業から新聞報道やTVニュース以上の情報を得ているんだろう − と思う人はきっといますよね。私だって部外者ならそう思います。


 しかし。学校現場には、新聞報道以上の情報は来ていないのです。

 私は進路指導室常駐ですんで、大学・受験産業その他いろんな外部の方に会うチャンスがあります。ポストセンターについては、かなり頻繁に話題になります。文科省への愚痴や加計学園問題の次くらいには頻繁に。

 で、そこから新しい情報は、ほぼ手に入りません。せいぜい「◯◯の可能性がある」という程度。




 

続きを読む


nice!(2)  コメント(2) 

学校案内 [はじめての方へ]

 本日はssh-スーパー小論文ハイスクールVer.2.0にご来校いただきありがとうございます。


<沿革>

 2006年10月20日 ssh-スーパー小論文ハイスクールとして開校 記事番号ssh1より開始

 2007年2月 総閲覧数10,000件

 2008年10月 同 100,000件

 2010年8月 同 500,000件 「にほんブログ村」登録

 2012年5月 同 1,000,000件

 2015年  同 2,000,000件

 2016年3月 ツイッター開始

       ブロードバンド契約更改に伴いssh-スーパー小論文ハイスクール消失

 2016年5月 移築工事開始

    7月 ssh-スーパー小論文ハイスクールVer.2.0として再開 記事番号をssh1001より開始

 2017年9月 オリジナルssh過去記事ssh1-758の再アップ開始

 2017年10月 ssh1-758再アップ完了


<学校長>

DSCN2021.jpg

 sshの校長先生は2006年12月11日生まれのミニチュアダックスフンドです(写真)。

 校長先生はsshの象徴であり、sshに関する権能を有しておりません。君臨すれど統治せずであります。生前退位の取り決めはありません。女性校長であります。


<職員>

 私ことshirasshの教諭兼養護兼事務兼校用技師兼司書兼その他であります。本業は某都道府県立高校の英語教員です。

 

<記事番号>

 オリジナルでは記事は発表順にssh1, 2, 3...758の番号がついています。またこれらの他に、エッセイがLHR1, 2, 3...、画像紹介記事が放課後1, 2, 3...となっています。

 Ver.2.0移行にあたり、新たにssh1001, 1002, 1003の番号を振っています。従ってssh759-1000の記事はありません。また、LHRと放課後については扱いを廃止しました。

 

 

続きを読む


nice!(1)  コメント(0) 

ssh1057 社説の読み方〜ユネスコ世界の記憶編 [社説の読み方]

<2017>


 2017年10月31日に本年のユネスコ「世界の記憶(旧:記憶遺産)」登録が発表されました。

 日本関係では、群馬県の古代石碑群である上野三碑(こうずけさんぴ)と、日韓の民間団体が共同申請した朝鮮通信使に関する記録が登録。2次大戦で国の方針に逆らい多くのユダヤ人の脱出を援助した杉原千畝の通称「杉原リスト」は落選。また、日中韓の民間団体が共同申請していた慰安婦関係の関係資料も落選。


 今回の件については(例によって)日経クン以外の中央紙4氏が社説展開。トーンは真っ二つに分かれていて、ssh的においしいネタになってます。では、賞味させていただきましょう。



 まずはハッピーな印象の朝日クンと毎日クン。


◆◆朝鮮通信使 交流の記憶を未来へ(朝日)

 ユネスコ(国連教育科学文化機関)の「世界の記憶」(旧・記憶遺産)に、群馬県の古代石碑群「上野三碑(こうずけさんぴ)」と、江戸時代に朝鮮王朝から日本に派遣された外交使節団「朝鮮通信使」に関する記録が選ばれた。

 「世界の記憶」は、歴史的な資料を後世に引き継ぐ趣旨で、2年に1度、各国や民間が申請した資料をもとにユネスコが審査する。日本からは前回までに5件が登録された。次代に残す貴重な記録が、新たに加わったことを歓迎したい。

 とくに注目すべきは、日韓の団体の共同申請で初めて認められた朝鮮通信使である。

 朝鮮通信使は、豊臣秀吉の朝鮮出兵で断絶した両国の国交を回復するため、朝鮮国王が派遣した使節団だ。1607年にはじまり、約200年で12回を数えた。最大で500人規模の一行は対馬や瀬戸内海、陸路をへて江戸へ入り、朝鮮国王の親書にあたる「国書」を届けた。

 今回登録された記録物は330点を超す。外交文書や日記のほか、朝鮮の文人や画師が日本の風景などを題材に筆をふるった漢詩や絵画など。寄港地や沿道で、日本人が行列のもようを描いた絵画も含まれる。

 共同申請は韓国の釜山文化財団が5年前、NPO法人・朝鮮通信使縁地連絡協議会(長崎県対馬市)に提案して実現した。協議会にはゆかりの地の自治体や民間団体が加わっている。

 だが朝鮮通信使には当初、秀吉の朝鮮出兵で日本に連行された捕虜を連れ戻す目的もあり、韓国では名称が異なる。申請時にどちらの名に合わせるかや、どの記録を対象にするかをめぐり双方で意見の違いもあった。

 話しあいを重ねて昨年、4年がかりで共同申請に至った。作業を通して関係者の交流が深まったことも意義深い。

 双方が心がけたのが、朝鮮通信使に随行した儒学者の雨森芳洲(あめのもりほうしゅう)が説いた「誠信の交わり」という。芳洲は対馬藩主に宛てた外交指針書「交隣提醒(こうりんていせい)」で、「互いに欺かず、争わず、真実をもって交わる」と説いた。相手を尊重し、対等な立場で接するという先人の教えは、いまの外交や交流にも通用する。

 同時に登録が決まった「上野三碑」は飛鳥~奈良時代前期に立てられた。石碑の碑文からは、地元の豪族と朝鮮半島にルーツをもつ渡来系の人々が共存していたことがうかがえる。

 朝鮮半島とは、古くから海を越えた交流があった。戦争や侵略の歴史を含め、互いに行き来し、重ねた歴史の記憶を刻み、未来の交流にいかしたい。(2017.11.1.)◆◆

 

 

続きを読む


nice!(2)  コメント(2) 

ssh1056 11th Anniversary [ご挨拶&エッセイ]

 みなさま、ssh-スーパー小論文ハイスクールVer.2.0をご訪問いただき、ありがとうございます。

 10月20日はsshの開校記念日です。9日遅れの11周年のご挨拶を申し上げます。

 校長先生もいただきものの巨大サツマイモにびっくりしながら11周年を喜んでおります。


DSCN2446.jpg


 2016年から17年はsshにとっても、私shiraにとっても、さらには日本国にとってもなかなか多難な時期でした。

 何と言っても、ブロードバンド契約のいざこざで旧sshが消えてしまったのがイタかったですね。たかがブログとは言え、sshには私の足跡が記録されていました。800を超える記事を大慌てでPCに保存はしたものの、再アップにこぎつけるのにずいぶん時間を食ってしまいました。


 とは言え、sshのトラブルが私にとっての多難の主因ではありません。

 私shiraを困苦の日々に陥れたのは、お仕事の関係です。

続きを読む


nice!(2)  コメント(1) 

ssh1055 アレン・ネルソンは「Peace Is Fun」と言った [社会]

<2017>
<ssh736再録>

 アレン・ネルソン氏について書きます。

 アレン・ネルソン氏はアメリカ海兵隊員としてベトナム戦争に従軍。帰国後PTSDに悩まされ、友人の勧めで小学校で従軍経験を講演。その際、小学生に「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」と問われ、深い沈黙の後Yesと解答、目を閉じたままのネルソンに小学生たちが共感のハグを次々と行いました。それ以降、彼は自身の経験を講演会で伝え続けました。特に日本には何度も訪れ、1200回以上の講演を行っています。2009年に癌で亡くなっていますが、原因はベトナムで触れた枯れ葉剤ではないかとされています。

 ネルソン氏は私の地元にも来訪しました。
 私は彼の講演を2回聞いています。

 彼の講演はお説教とは無縁です。事実を淡々と伝え、その上で自分の意見を述べます。
 本当の戦争にはヒーローもヒロインもいない、本当の軍隊は訓練で「Kill! Kill!」と叫ばされる。本当の軍人は敵を撃つとき頭部や心臓など小さく狙いにくい所など狙わず、一番当たりやすい上半身の真ん中を狙えと教えられる、命中すれば敵はもがき苦しんだ末に死んでいく、等々。

 ネルソン氏は日本国憲法を高く評価していました。世界中で「戦争を知らない子ども」が普通なのは日本だけである、その原動力が日本国憲法だと。

続きを読む


ssh1054 Web出願てんやわんや [志望理由・進路選択]

<2017>

 東京のでっかい私立大学が始めたWeb出願。あっという間に私大の主流になりました。

 入試の出願って、かなり面倒くさいです。
  1. 大学から願書を取り寄せ(面倒くさい)
  2. 高校の調査書をもらって(面倒くさい)
  3. 必要事項を記入して(かなり面倒くさい)
  4. 金融機関に行って受験料を払い込んで(チョー面倒くさい)
  5. 郵便局で書留で出して(相当面倒くさい)と。
 特に金融機関と郵便局は窓口の営業時間がありますから大変。家や学校の近くにそういうものがない人だっていっぱいいるし、本人も家族も平日の昼間は身体が空かないってケースはよくあります。

 それからすると、Web出願ってのはちょっとした革命です。

 Web出願では、まず1.が不要となります。すでに募集要項と願書のフィジカル版(紙に印刷されたもの)をやめてしまった大学も多くあります。
 3.は大きく省力化されます。PCで打ち込めばいい。ペンで手書きするのとは全然違います。間違えてもすぐ修正できるし、字が汚くても構わない。せっかちで悪筆の私のような人には天恵でしょう。
 4.もグッとラクになります。Web出願では金融機関でなくてもコンビニ払いもOKです。コンビニなら夜間や土日でも大丈夫です。さらに最近ではクレジットカード決済OKの大学もあります。こうなればもはやアマゾンや楽天市場みたいなもんです。
 Web出願によって、残る面倒くさい行為は2.と5.くらいになりました。ありがたやありがたや。

 ・・・と、いいことずくめのようなWeb出願ですが、世の中そんなに甘くない。
 楽は苦の種。当然ながら、便利なものには、それ故のマイナス点があります。



続きを読む


ssh1053 1週間で、1週間分の勉強をしよう [教科学習]

<2017>

 2017年1月7日。センター試験までジャスト1週間です。
 受験生は落ち着かないでしょうね。
 初めてセンターを受験する現役生は、もちろん緊張したり心配したりで不安でしょう。
 じゃあ浪人生は落ち着いているかというと、全然違います。今年こそ失敗するわけにいかないという重圧は現役生にはないものです。
 みんな不安なんです。

 あと1週間で、何ができるのか?

 あまり大したことはできません。1週間しかないんですから。
 でも、何もできないというのもウソです。1週間あるんですから。

 直前期の受験生に私が毎年伝えていること。それは、
 1週間あるのだから、1週間分の勉強をすればいい、ということです。

 無理は禁物です。無理して体調を崩したり、いよいよ不安になったのでは、最も大切な本番を悪い状態で迎えることになってしまいます。
 と言って、何もしないのもよくない。いかにももったいないし、かえって調子が悪くなるかもしれない。

 今までと同じような勉強を、7日、淡々とこなせばいいんです。それ以上のことをする必要はないし、それをわざわざ減らすこともない。
 体調が悪ければ休めばいいし、ちょっと頑張れそうなら無理のない範囲で頑張ればいい。

 7日でやれることは、7日分のことです。
 受験生なんだから、フツーの高校生よりはるかにハイペースで勉強しているはずです。
 受験生にとっての普通の1日分の勉強を、7日分やりましょう。

 普段と同じこと(routineなんて言いますね)を繰り返すことは、気持ちを落ち着かせる効果もあります。


 1週間の勉強をして、頑張れ、受験生。

ssh1052 競争主義者と議論することの不毛 [社会]

<2017>
<ssh610再録>

 競争主義を主張する人と議論するのは、実に楽しくありません。不毛です。
 今回は、そのあたりを探ってみようと思います。


 私自身は、意見の異なる人と議論するのがけっこう好きです。意見の合う人と議論するよりずっと面白い。
 意見の異なる人との議論は、いろいろと新しい発見があります。自分が考えたことのない視点論点を教えてくれることもある。
 もちろん緊張感を伴いますから、あまり気楽には臨めません。でも、少しでも話がかみ合うと、ちょっと充実感があります。

 ところが。競争主義者との議論では、そういうことがありません。
 人をバカにしてくるというか、潰しにかかってくるというか。若者言葉で言えば「上から目線」。
 
 議論ってのは、相手の意見を一通り理解して、肯定できる部分は肯定し、否定すべき部分は否定していくのが本来の姿です。
 なのに、競争主義の人って、こっちの言うことをまず絶対に肯定しない。ほぼ全否定。
 それも、ちゃんと理路整然と攻めて来るわけじゃない。論点をそらしているだの、それは重要な問題ではないだの、そんな悠長なことは言ってられないだの、どこに証拠があるだのと、こちらの言うことを受け止めること自体を嫌がっているんですよ。
 言っちゃナンですけど、相手の意見を受け止めることに怯えているような感じすらする。
 なぜ?


 私の仮説はこういうもの。
 競争主義者は、競争すること自体が実はあまり好きではない。彼ら彼女らは、ただ勝者になること、勝者であること「だけ」を渇望している。
 故に彼ら彼女らは、目先の勝ちにこそ集中していて、それ以前の部分にはあまり関心がない。
 だから、自分の意見論拠が首尾一貫しているかどうかということには関心がない。とにかく勝てばいい。意見がコロコロ変わることを、特に恥だとは思わない。

続きを読む


ssh1051 広がるほど、閉じていく [リテラシー・思考力]

<2017>
<ssh608再録>

 ネットというのは世界中に開かれたすごく広い世界です。
 ではあるのですけれど、そのネットの中で自分がアクセスする場所というのは至極限られています。

 ネットだと、自分にとって興味の無い、気に入らない情報は最初から無視しています。
 この点では、TVの方がまだ偶然の出会いが多いと思います。
 TVもリモコンでチャンネルを切り替えてしまえばそれっきりですけど、それでもコマーシャルとか次週予告とか、「自分が見ようと思って見ている情報」以外の情報がわりと入ってきます。
 ネットからは、そういう「自分が見ようと思って見ている情報」以外の情報は、あまり入ってきません。アイコンをクリックしない限り、何も見えてこない。しかも人間なんてズボラなもんで、せっかくリンクが張ってあっても、リンク先をクリックして見る人はすごく少ない。

 ネットってのは、開かれているが故に、ものすごく狭い世界です。
 ものごとに対する視野が狭いことを視野狭窄(しやきょうさく)と言いますが、ネット界には視野狭窄のサンプルがいっぱいあります。


 長山靖雄『若者はなぜ決められないか』に、このネットの閉鎖性に関する記述があります。
 ネットを始めて、様々な人とつながることができることに最初は感激した。しかし気がつくと、自分と同じような志向や同じような趣味を持つ人間のサイトばかり見るようになっていた。自分が閉鎖的になっていくことに気付いて、彼はネットと距離を置くようにしたと。


 趣味志向がちょっとマイナーな人間は、リアルワールドではなかなか同好の士に会えません。
 かつて私はプロ野球近鉄バファローズのファンでした。で、友人や親類とこの話題が出る度に「なぜ近鉄?」と問われ、いちいちそれに答えなければならなかった。この面倒臭さは巨人ファンには想像もつかないでしょう。
 いちいち答えなければならなかったおかげで、私は自分の趣味志向を、イヤでも対象化せざるを得ませんでした。対象化して、言葉で説明しなくてはならなかった。

 しかしこれは実は、つながりにくい相手とつながる訓練になっていたのです。
 長山もそういうことを述べています。簡単に共感・同意できる相手とばかりつながっていると、やっぱ精神がなまっていくんですね。なまるだけならともかく、そーゆー関係はあんまり楽しくない。最初は面白いけど、すぐに飽きる。
 Easy come, easy go.ですね。簡単にわかりあえる相手とのコミュニケーションって、飽きるんですよ。
 飽きるから、似たもの同士のちょっとした差違が気になり始める。
 で、同族憎悪といいますか、内ゲバといいますか、似たような物同士なのにつまらんケンカを始めるのですね。

 これはネットに限りません。
 TVだって新聞だって、手に入る情報量はべらぼうです。全部なんか消化しきれません。食いきれないほどのものを並べられたら、誰だって自分の好きなものだけを食べます。好きなタレントの出る番組だけを見るとか、ドキュメンタリーは外すとか。かく言う私だって、新聞の経済面はほとんど見てません。
 コミュニケーションの世界だけじゃありません。
 買い物だって、あんまり選択肢が多いと「一番売れてるのはどれですか?」とか「私も同じのを」とか「セールスマンの方に勧められたので」とかなっちゃう。


 自分のまわりの世界が広がれば広がるほど、自分が接する世界が閉じてしまうことは往々にしてあるんです。

続きを読む


前の10件 | -